ここは完全に、忘れないように自分への日記になる為、

歴史に興味ない方はスルーしてください。

 

この旅の天気予報は3日間供に降水確率80%の絶望的な予報。

辛うじて、降水確率が60%だった3日目。願うのは雨だけは降ら

ないで欲しいと言う、せつなる願い。思い出すのは前回の

清洲& 美濃攻め編。あそこで奇跡が起きたし、今回は無理だろうと、

完全にあきらめ気分でした。

ただ、雨が降ろうとヤリが降ろうと、2つの山は登ってやろうとも・・・

 

けど、朝起きると、意外にも明るい光がカーテン越しに差し込み、

一部では青空も見えそうな気配。せめて安土だけでもと大急ぎで

支度をして出発。

車を走らせ30分。

ついに来た、安土城。

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もうここだけでも満足な気分ながら、この景色を焼き付けるよう

にゆっくりタバコをふかし、吸い終ると少なからずとも緊張した

気持ちを押さえ込み一歩一歩、城に向かいました。

 

門をくぐり、大手道を20mほど階段を登り右手に『伝前田利家邸跡』。

安土城の中にあったなんて知らなかった。

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同じ城の中に家があるなんて、やっぱり好かれていたんだなーと

改めて感じながら、階段に戻り、また階段を登り始める。

すぐ左手に見えてくるのが、伝羽柴秀吉邸跡(豊臣)。

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ここも、本当に隣り合わせにある。

犬と猿。松とおね(ねね)。リアルにお互いが生活の一部に

なっていたんだろうなーと感じる。

現代で言えば、社長の家に住み込む二人。絶縁か親友か

どちらかなんだろうとも感じた。

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階段に戻り、来た道を振り返る。

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この時点で、息が切れ始める。利家公と秀吉公は

ここから信長公の所へ一日何回行ったんだろう?

凄い体力だ。

 

また階段を登ると、すぐに縈見寺仮本堂(伝徳川家康邸跡)

が右手にある。しかしここは門があり、立ち入り禁止。

残念。

この辺から休むペースが多くなってくる。

振り返ると

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あまり進んでない。

でも、少しだけ見晴らしが良くなってきている。

 

大手道が左に折れてすぐあるのが、石仏。

左の写真を大きくすると何とか読めますが、

石仏や墓石も使われて作られたみたいです。

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仏に見えない方は、右の写真を、左に首を傾けて見てください。

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嬉しい事に、綺麗に晴れ渡っている空。ただ、今度は暑さも手伝い

一段登る毎に、ハーハーと息が切れてくる。

しかし、この辺になると、いよいよ天守跡に近い雰囲気に変わる。

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そして、ついにこの文字が!

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二の丸跡に入っていくと、信長公本廟があります。

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太刀、烏帽子、直垂などの遺品を埋葬した場所です。

あまりもの雰囲気に完全に飲み込まれていました。

 

来た道を戻り、本丸跡へ。

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ここまで来ると、もう最高潮のテンション。

写真だけをパシャパシャと撮り、急ぎ足で天守閣へ。

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ここに天守閣があったんだー。ここにあの信長公がいたんだー。

本当に様々な思いと疑問が頭の中で連呼しました。

アホな系だと、

『ちょっと利家呼んでこいよ』と、家臣に言い、

今なら携帯で済むようなことでも、メールで済むようなことでも、

ふもとから、ここまで来たのかーとか・・・

くどいようですが、本当に様々な想いが駆け巡りました。

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その天守跡の所から、数段の階段を登り、ぐるりと周ると

見える景色が上の写真です。右の写真から見える湖は西の湖です。

岐阜城同様、約400年前ここから信長公は、同じ山同じ様な景色を

見ていたのでしょう。それを思うと嬉しくて嬉しくて・・・

 

9:00に城に到着して、10:30くらいかな?

時間に限りがあるので、城を降りる事に。

 

下りながら目にするのが、織田信雄(信長次男)四台供養塔。

信長公の没後、徳川と組み豊臣軍と戦い(長久手の戦い)の後

講和を結ぶ。

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静かに手を合わせて、また階段を降り始め、

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出来るだけ補修されずに、そのまま残されている石垣などに

目をやりながら、

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幸せな気分に浸って、充実した散策となりました。

 

京都に行く事はあっても、なかなか滋賀に行く機会は少ないと

思いますが、是非近江路の旅おすすめします。

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PS  興味を持った写真などクリックすると拡大できます。

文字まで読めるように撮っていますが、あえて歩く方向の

まま撮っているものもある為、首を曲げて読んでください。